生命工学科 黒澤研究室 (細胞培養工学研究室)

 

私たちの研究室メンバーは教員1名、博士課程3名、修士課程2年生3名、修士課程1年生4名、学部4年生3名の総計14名です(2014年1月14日現在)。黒澤研究室では、主にヒトiPS細胞について研究を行っています。

ヒトiPS細胞は2007年に京都大学の山中伸弥教授によって樹立された多能性幹細胞です。様々な組織細胞へ分化誘導できる能力をもつため、再生医療や創薬等の幅広い分野への応用が期待されています。ヒトiPS細胞は新しい技術なだけに、実用化へ向けて克服しなければならない課題も多く存在します。私たちは、ヒトiPS細胞を目的の細胞を分化誘導するのに適した、効率的で再現性の高い培養方法を確立するための研究をしています。 

 

ヒトiPS細胞の培養

  様々な培養条件を変えることによって、最適な培養方法についての検討をしています。ヒトiPS細胞の培養は、他の動物細胞に比べ高い培養技術を必要とします。本研究室ではヒトiPS細胞やマウスES細胞の培養技術を習得することが可能です。
(左図:培養中のヒトiPS細胞のコロニー)

 

ヒトiPS細胞の分析

  様々な条件下で培養したヒトiPS細胞について、細胞の増殖性や遺伝子の解析を行います。遺伝子発現量(mRNAレベル)の測定、細胞周期解析、経時的細胞挙動の観察など、多面的に細胞を評価します。
(左図:ヒトiPS細胞の細胞周期の解析)
 
ヒトiPS細胞から形成した胚様体の解析

  ヒトiPS細胞を心筋細胞などへ分化誘導するときには、分化の起点となる胚様体という細胞の凝集体をつくります。胚様体の品質は細胞の分化効率に大きな影響を及ぼします。本研究室では、胚様体の大きさや分化特性を制御するための技術開発を行っています。
(左図:ヒトiPS細胞から形成した胚様体)
 
ヒトiPS細胞の医薬品開発への応用

  本研究室では、ヒトiPS細胞から作製した様々な組織細胞を医薬品の評価系として応用する研究を行っています(他研究室との共同研究)。現在、心筋細胞脂肪細胞への効率的な分化誘導法について検討しています。
(左図:赤く染まった細胞がiPS細胞から作製した脂肪細胞)
 
標準的な動物細胞培養技術の習得

  動物細胞の培養技術は、個々の研究室で独自に工夫されたもの多く、そのことが実験の精度や再現性を損なう一因となっています。本研究室では、学会認定資格をもつ職員が、標準的かつ適切な培養技術を学生さんが習得できるよう、丁寧に指導をしています。
 

黒澤研究室では、「楽しく」、「真面目に」、「一生懸命に」を大切にして、学生が主体的に研究活動を行っています。ヒトiPS細胞を医療や医薬品開発などへ応用する上での様々な課題に真剣に取り組み、それらを克服するための技術開発を行っていきます。
○ ヒトiPS細胞の培養技術を確実に習得することが出来ます。
○ 研究者や技術者として必要な知識と思考力を身に付けることができます。
○ 社会人として必要なコミュニケーション能力を身に付けることができます。

みなさんと一緒に、研究できることを楽しみにしています!
 

黒澤研究室HP

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