次世代バイオ燃料の生産 

炭酸ガスによる地球温暖化を防止するためには、化石燃料である石油に代わる再生可能なエネルギーの開発と使用が強く望まれています。生命工学科では、環境負荷のない微生物を利用したシステムによりバイオマスから水素、メタン等の次世代エネルギーを生産する研究を行っています。

微生物によるバイオ水素およびバイオエタノールの生産に関する研究  

実施研究室:宇井研究室、早川研究室

燃料電池は水素と酸素から電気をつくる発電装置で、自動車の動力源への利用などの実用化研究が進んでいます。燃料電池のエネルギー源である水素は都市ガスなどの水蒸気改質や水電解等の方法で製造されますが、エネルギーコストがかかります。本研究では、廃材等の木質バイオマス、剪定枝等の農産廃棄物から、環境負荷が無く、エネルギー消費もごく少ない微生物システムにより、水素を生産することを目指します。木質は難分解性のリグニンを含みます。この研究プロジェクトでは、白色腐朽菌という微生物を自然界から分離・利用してリグニンを分解させます。次いでクロストリディウムという嫌気性菌を用いることによりセルロースから水素を生産させます。クロストリディウムについては遺伝子に関する研究も行っており、水素生産能力の向上を目指しています。この微生物システムが実用化に至れば、再生可能な水素エネルギーを環境に負荷をかけずに生産することができます。また、微生物システムによるブドウの絞り粕からのメタンガス生産、非食物系バイオマス(とうもろこしの茎)からのエタノール生産といった研究も行っています。

これらの研究は文部科学省都市エリア産学官連携促進事業に選択された「山梨くになかエリア分散型クリーンエネルギーシステムの構築」の一環として、山梨県、企業との共同研究として行われています。

関連資料:
都市エリア事業 http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chiiki/city_area/index.htm

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