岸上哲士教授の研究テーマが科学技術振興機構の研究助成に採択されました。

2019年01月24日|お知らせ

岸上哲士 教授の研究課題「胚環境操作による糖尿病DOHaDモデルマウスの確立と生産」が、(国研)科学技術振興機構の研究成果展開事業である「研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)」機能検証フェーズの平成30年度第2回「試験研究タイプ」公募に採択されました(同タイプ全610件中50件採択)。

 このA-STEP機能検証フェーズは、企業等の開発ニーズに基づき、技術移転の可能性が見込まれる大学等が保有する研究成果や、知的財産の活用のための試験研究や実証研究を、科学技術振興機構(JST)が支援するものです。産学共同研究開発の初期段階を支援することで、企業ニーズ(企業が抱える技術的課題)の解決に資するコア技術を創出し事業化を目指します。さらに、本格的な共同研究開発に繋げることにより科学技術イノベーションの創出や、将来的には地域社会の持続的な発展への貢献、社会的・経済的な波及効果の創出を狙いとしています。「試験研究タイプ」では、大学等のシーズが企業ニーズの解決に資するかどうか確認するための試験研究を支援します。

■研究課題等について
現在、日本では糖尿病を含む生活習慣病が大きな問題になっています。糖尿病が強く疑われる成人が推計で1千万人に上り、今後さらに罹患者数は増大すると危惧されています。その発症リスクは、胚や胎児期の環境の影響が大きいことが明らかになりつつありますが、その考えに基づいて糖尿病を研究する最適な疾患モデル動物が確立されていないのが現状です。もしそのような疾患モデル動物が確立できれば糖尿病の予防や治療の研究に大きな貢献が期待できます。

 本研究開発では、新規胚環境操作技術により遺伝的変異によらず成体において糖尿病を自然発症する新規疾患モデルマウスの確立と実用化を目指します。

 本学では平成30年度に大学院博士課程に「統合応用生命科学専攻」を設置し、その内の「生命工学コース」に“胚ゲノム科学部門”を新設し、発生工学研究センターを中心に6つの研究部門の連携により、最先端の発生工学分野の課題について統合的研究を推進しています。本研究開発は、望月和樹 生命環境学部教授をはじめ、部門間共同研究を通じて得られたこれまでの研究成果が基になっています。

 岸上教授は「本研究を通じて、ヒトの生活習慣病の予防や治療法の研究に貢献できる疾患モデル動物の開発を行ってまいります」と述べています。

岸上 哲士 教授


学生の指導を行っている岸上教授


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