卒業生からのメッセージ

平松 伸彦
University of California, San Diego School of Medicine,
Department of Pathology
生命工学科 平成13年度卒
修士平成15年度修了

『生命工学科から海外へ』
僕が山梨大学で修士課程を修了したのが2004年。今から7年も前の事です。修士課程修了後は医学部キャンパスに在る講座で博士課程を修了し、その後1年間の博士研究員を経て、ニューヨークに留学しました。そして今はカリフォルニア州サンディエゴにて引き続き研究に従事しております。

生命工学科時代、僕が在籍していた講座は、生命工学科の中では少し異彩を放っておりました。なぜならば、有機化学や分析化学が色濃い講座だったからです。もちろん実験機器も多講座とは異なるものが沢山ありました。生物、生命現象に興味があった自分が何故その講座の門戸を叩いたのか覚えておりません。学生時代特有の「ノリで」という感覚だったのかもしれません。または、純粋に自然現象を分子レベルで分析する事への好奇心を掻立てられたからかもしれません。いや、第一希望の講座に行けるほどに成績が良くなかったからか。何れにせよ、とても充実した時間を過ごす事ができました。当時のメンバーとは今でも連絡を取り合っておりますし、その講座では素晴らしい先生とも出会い、今日でも多くの刺激を与えてもらっております。人との出会いという事にくわえ、他の講座とは違ったツールを持つ講座だからこそ得られた知識、経験がありました。例えば、様々な分析機器と戯れたことや、化合物の構造や生体現象を分子レベルで考察するということは、基礎医学研究に分野をかえた今でも大いに役に立っています。

最後に卒業生の一人として、これから生命工学科を受験しようとしている、または在学中の学生さんに向けて、一つだけメッセージを送らせて下さい。生命工学科は発酵生産の流れを汲むとてもユニークな学科です。スタッフは微生物工学に限らず、様々な技術/経験/知識を持つ先生/研究者で構成されております。生命工学科というユニークな学科だからこそ成し得ることがあります。また研究者ならば生命工学科での経験が自身のサイエンスの裾野を広げてくれることもあるでしょう。僕自身、研究という世界へ飛び込んだばかりの若輩者です。互いに頑張っていきましょう。

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