卒業生からのメッセージ

川 良香
日興薬品工業
H19卒、H21修

『受験生の皆様へ』
みなさんこんにちは。皆さんは将来を選択する人生の大きな岐路に立っていることでしょう。大学を選ぶ理由は、学問分野、親の薦め、成績、環境等、人それぞれだと思います。可能な限り、情報を集め、信頼できる人に相談し、実際に自分の目で見て、納得して選択してほしいと思います。

大きな期待を胸に入学した後は、知への探求心と学問の自由、直向きな研究への姿勢に胸を打たれるかもしれません。時には、思い描いていた学生生活とはほど遠く、こんなはずではなかったと悩むかもしれません。自分は何をしているのか、無駄なのではないかと、周囲や環境のせいにし、こんなこと役に立つのかと、必要以上につまらない心配をしてしまうかもしれません。しかし、社会に出て思うことは、大学生活は無駄なことなど全く無かったという事です。興味の赴くままに読んだ本、数々の無礼行や、教養の授業や研究生活等。気を許すことができる、元気をくれる友人達との出会い。いつも見守り、気に掛けて下さる先生達の存在。こういった事が、今の私を支え、次の目標を立て、頑張る糧となっています。

皆さんにとっては、少し、先の話になりますが、就職活動の時に必ず、質問されることがあります。それは、「学生時代に頑張った事は何か?」という問いです。この質問をされていた意味が社会人になり少し分かった気がします。頑張った事とは、何か立派なことを成し遂げたかどうかではありません。置かれていた状況をどのように把握し、克服していったかという事を聞きたかったのではないでしょうか。今思うと、社会で求められている力に通じるものを持っているかどうかを問うていたように感じます。初めから自分に合った環境で能力を発揮できる仕事をさせてもらえる人などいません。自分を職場環境に適用させ、生かしていくことを企業側から見て出来るかどうか見極めていたのです。適応させるということは何も、周囲に合わせて、無理するということではありません。貴方だけの価値判断で現状をとらえるのではなく、社会の多様性を受け止め、自分の能力を発揮させることにより、社会貢献につなげていく力だと思います。この生きていく力を大学生活で養って頂きたいと思います。行き詰まったら、考え方を見直してください。何度も、繰り返すことをためらわず、挑戦して下さい。暗い世の中、将来を悲観せずに、困った時は人に相談し、自分の判断を信じ、突き進む力をつけていって欲しいと思います。

現在、私は食品会社で品質管理の仕事に携わっています。また、学生生活を通じて得た知識と興味と自分の得意な分野を生かし、生涯にわたって働いていけるように勉強中です。

山梨大学ではかけがえのない、人との出会い、経験が貴方を待っていることでしょう。私も頑張りますので、心配せず、皆さんも大きな一歩を踏み出して下さい。

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