在学生からのメッセージ

安藤 友子
大学大学院医学工学総合教育部
平成23年度 人間環境医工学専攻 博士課程1年

平成23年7月17日に開催された日本生物工学会セルプロセッシング計測評価研究部会主催の若手研究シンポジウムにおいて、本学大学院人間環境医工学専攻1年の安藤友子さんが若手研究奨励賞(英名Young Researcher's Award)を受賞いたしました。若手研究シンポジウムは、日本生物工学会で細胞組織工学分野の研究を行っている若手研究者(博士課程の学生及びポスドク)が最新の研究成果を発表し討論を行います。その内容を審査して優秀者1名を表彰しますが、今年度は「レット症候群疾患特異的ヒトiPS細胞の樹立」について発表した安藤さんが受賞者となりました。本研究は、慶應義塾大学医学部生理学教室及び山梨大学医学部との共同研究です。

日本生物工学会セルプロセッシング計測評価研究部会
2011年度若手研究奨励賞を受賞して

   この度、私は日本生物工学会セルプロセッシング計測評価研究部会の若手研究において、若手研究奨励賞を頂戴いたしました。この受賞はまったく予想だにしない結果で、非常に驚いているとともに、より一層研究に励まねばならないと決意を新たにした次第です。

   私たちの研究室では、これまでにマウスの胚性幹細胞(ES細胞)と多能性幹細胞(iPS細胞)を用いて、増殖と分化に関する研究を行ってきました。この2つの細胞は、ともに無限に増殖する能力といろいろな細胞に分化する能力を兼ね備えています。ES細胞とiPS細胞からいろいろな細胞をつくるとき、胚様体という球状の細胞集塊を形成させる方法が一般的であり、当研究室では胚様体の形成方法や胚様体の性質について研究してきました。
これらの研究に加えて、慶應義塾大学医学部生理学教室と山梨大学医学部との共同研究がスタートし、ヒト多能性幹細胞(ヒトiPS細胞)を用いる研究が始まりました。その中でも、私は疾患特異的ヒトiPS細胞を用いて、疾患発症メカニズムの解析を行う研究に従事しております。現在解析を行うための材料をそろえたところですが、本研究を遂行することで疾患発症メカニズムの解明だけでなく、創薬研究にもつなげることができると考えられます。また研究室のほかの学生は、これまでに得られたマウスのES細胞、iPS細胞での研究成果を活かし、ヒトiPS細胞での分化制御の研究を行っております。

   今後もより一層研究に励み、有用性の高い研究に従事してまいりたいと思います。最後になりましたが、ご指導いただいている黒澤尋教授(山梨大学工学部)、岡野栄之教授(慶應義塾大学医学部)、久保田健夫教授(山梨大学医学部)、及びご助言をくださいました多くの先生方に感謝いたします。 


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