卒業生からのメッセージ

櫻井 一雅
白鶴酒造株式会社
発酵生産学科 昭和56年卒業

『学生時代、雑記』
大学を卒業したのは、かれこれ30年も前になります。発酵生産学科に入学したのは、実家が酒造業を営んでおり、発酵の勉強をすることを自然と受け入れていました。それゆえ、学科での勉強もさることながら、アルコールとの接触回数は大変なもので、学科の仲間やクラブの仲間で酒を飲む機会が多く、『酒の勉強』は人一倍しました。

卒論は日本酒の糖質の研究を行いましたが、毎晩遅くまで実験を行って、結果が出るたびに喜んでいました。卒論では学科30名と言う少数で、先生とマンツーマンに近い形での指導には、学科30名の良さがあったと思います。

就職は、当時は醸造系と医薬品系に行った連中が多くいましたが、酒造会社を選択しました。いわゆる「業界」とはなかなか狭いところであり、様々な場面で同窓の先輩あるいは後輩に会う場面があります。勿論、会社にも先輩・後輩が数名在籍しています。

学生時代に勉強したことが実社会でそのまま役に立つことはそれほど多くはありませんが、基本的な事柄、あるいはこんな事が役に立つのだと思う場面があります。専門ではない事も、真剣に知識を修得しておけばよかったと後で後悔することも度々でした。実社会に出て困らないように学生諸君には、学生時代だからこそ「幅広い知識の修得と経験」を意識的に実行すること勧めます。でも勿論、専門分野で最新の情報も理解することが研究者として、あるいは技術者として求められます。それと、学問とは全く関係ない事柄を一つ真剣に極めておくと、実は何かと役に立つものです。

毎日、甲斐の山々を見ながら楽しめた学生時代は、後になってその値打ちがわかります。

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