卒業生からのメッセージ

LEE Hooi-Ming (李 慧敏)
大阪大学大学院・生命機能研究科
生命工学科 平成18年度卒

『想い出多き山梨大学での留学生活』
   日本の科学技術の進歩に魅せられて、10年前にマレーシアから日本に留学しました。1年間東京にある日本語学校に通い、翌年には幸いにも山梨大学の生命工学科に合格、私の充実した4年間の大学生活がスタートしました。

   山梨大学に在籍中の4年間は私にとって、この10年間の留学生活で一番想い出の多い時期ともいえるでしょう。入学日に大学の正門前で繰り広げられた様々な部活の勧誘の情景は、未だに鮮明に脳裏に焼き付いています。私は中学生の頃からバイオリンを習っていましたので、その日、勧誘されるまでもなく管弦楽団に入団しました。というわけで、4年間の学園生活では、勉学の傍ら、年二回の演奏会に向けた個人練習とアンサンブル、そして華やかな演奏会―――と、充実した日々を過ごすことができました。

   2011年9月、私は半年間短縮の「早期修了」の成績で大阪大学大学院・生命機能研究科博士課程を修了、晴れて学位(生命機能博士)を取得することができました。現在でも同じ研究室で関節リウマチをはじめとする自己免疫疾患の病因・病態を解析しています。今思えば、基礎研究の技術などをゼロから叩き込まれた大学4年目の卒論研究がすごく大きかったと思います。基本的知識や技術はもちろん、研究の姿勢や論理的思考法などもそれ以上に重要だとしみじみ感じています。

   この度、縁あって、この6月を最後に、住み慣れた日本を離れアメリカへと旅立つことになりました。この先、どんな仕事に就くのかまだ分かりませんが、日本の大学で学んだことは私の一生の宝物です。将来、如何なる職場、如何なる状況に置かれようと日本の大学での経験は絶対活かせるに違いありません。最後になりましたが、日本を離れる直前にこのメッセージを残せたことを大変光栄に思います。執筆の機会を与えてくださった恩師である宮川先生に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。これからわが身は遠く日本を離れても、私の心の原点はいつも「山梨」にあることでしょう。

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