卒業生の活躍

乙黒 美彩氏
(独)製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター
国際連携課主任
化学生物工学科(現生命工学科)平成9年卒

  日本放線菌学会・浜田賞(研究奨励賞)の受賞  

    この度、私は日本放線菌学会・浜田賞(研究奨励賞)を受賞し、平成23年9月8日、日本放線菌学会大会にて表彰を受けると同時に受賞講演を行いました。該賞は日本を代表する放線菌の女性研究者である浜田雅博士の名が冠されたもので、私が
所属していた生命工学科の早川研究室を卒業した先輩方の多くも受賞していま
す。私もいつかはと思い、日々放線菌の探索研究に精進して参りました。そのため
受賞が決まった時は非常に驚いたのと同時に、大変名誉ある賞をいただき、より一
層今後の研究の発展に努力していかなければならないという身の引き締まる思いで
した。
   私の研究は抗生物質などの生理活性物質を生産することが知られている放線菌のさ
まざまな性質を活用して選択分離方法を構築し、さらにそれらの方法を用いて自然
界から放線菌を分離・同定し、バイオ産業の基盤となる微生物株を保存することで
す。近年では、国内のみならず、インドネシア、ベトナム、モンゴルといった東南
アジアの国々で土壌や落葉などを採取し、それらの分離源から放線菌を分離してい
ます。さらには、日本と東南アジアの微生物相の比較を行ったり、有用生理活性物
質発見のための基礎研究を行ったりしています。しかし、近年ではこのような微生
物の分離や同定といった基礎研究を行う若い人が減少傾向にあり、今後は後進の指
導にも力を注いでいきたいと思っています。
最後になりましたが、博士課程修了後も変わらずご指導、ご鞭撻を賜りました山梨
大学工学部教授・早川正幸博士、NITEバイオテクノロジーセンター(NBRC)・安藤
勝彦博士、鈴木健一朗博士に厚くお礼申し上げます。 

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