大学院

修士課程

大学院修士課程 生命環境学専攻バイオサイエンスコース

 生命工学科卒業生の約6割は大学院修士課程に進学します。
2年間の課程を修了すると「修士(農学)」の学位が授与されます。
以下にバイオサイエンスコースの概要を紹介いたします。

→大学院生命環境学専攻の概要についてはコチラ
→入学定員、選抜方法等に関してはコチラをご参照下さい。

バイオサイエンスコースの概要

【バイオサイエンスコース】 学位:修士(農学)

<教育理念>
 バイオサイエンスコースでは、生命科学を基盤として、「哺乳類の発生と生殖」、「食や健康」、「生命と環境」に関わる諸問題を解決する人材を育成するための高度専門教育を行います。

<教育目標>
 本コースは、遺伝子やタンパク質等の生体物質の構造や機能、微生物や動物細胞などの生物機能を探求する生命科学の知識、及びその機能を産業に応用するための生命工学の技術を修得し、食品、医薬、動物の発生、生殖医療、及び環境などに関係するバイオ産業において活躍できる高度専門職業人を養成します。

<教育方法>
 大学院での各種講義・演習による教育に加えて、配属された研究室での演習、文献調査、修士論文ための実験・研究が主な教育内容となっています。大学院生は研究分野を選択し、その研究分野の知識・技術を修得するための学習をしながら修士論文の研究テーマを決定します。指導教員は大学院生に研究の遂行に必要な指導を行います。大学院生は研究テーマに関する文献調査、実験計画を立案し、実験を実施します。研究の進展にともない生じる各種の課題を指導教員と相談しながら解決し、研究成果を学会発表などで発表してプレゼンテーション能力等を身につけていきながら、修士論文を完成させます。このプロセスを通して、大学院生は技術者・研究者として必要な専門知識と技術を修得します。

主な授業科目と研究テーマ

令和5年4月1日現在

主な授業科目 指導教員 主な研究の題目
構造生物学特論 教授 大山 拓次 タンパク質および生体分子複合体の構造生物学
発生制御学特論 教授 岸上 哲士 哺乳類の初期発生に関する研究
生命情報学特論 教授 幸田 尚 哺乳類の発生と転写調節、エピゲノム制御の研究
器官発生工学特論 教授 鈴木 堅太郎 器官形成に必要な遺伝子機能と性ホルモンによる性差形成機構の解明
生殖発生遺伝学特論 教授 永松 剛 哺乳類の生殖細胞の発生に関する研究
代謝栄養学特論 教授 望月 和樹 生活習慣病を予防する食習慣・食事因子の作用機序の解明
発生工学特論 教授 若山 照彦 発生工学を用いた哺乳類の生殖技術開発
先端生命科学技術特論 准教授 石内 崇士 哺乳類細胞の分化・発生能を規定する分子機構の研究
環境微生物資源学特論 准教授 大槻 隆司 微生物・微生物群機能の高度活用によるバイオマス有効利用
生物有機化学特論 准教授 新森 英之 生体関連物質の化学的解析とナノバイオテクノロジーへの展開
微生物育種学特論 准教授 中川 洋史 微生物の特殊環境適応機構と育種に関する研究
応用微生物学特論 准教授 山村 英樹 微生物のゲノム情報を用いた分類学
ケミカルバイオロジー特論 助教 川上 隆史 ケミカルバイオロジーを用いた分子標的治療薬の開発
  助教 大貫 喜嗣 ヒトiPS 細胞の増殖および分化誘導に関する安定的な培養プロセスの確立
  助教 小久保 晋 微生物の産生する生理活性物質の探索
  助教 志浦 寛相 哺乳類特異的ゲノム機能から探る個体発生と生物進化
  助教 若山 清香 哺乳類初期胚の発生および再プログラミングに関する研究
  助教 石山 詩織 胚環境操作動物モデルにおける病態解明および食品因子による病態抑制効果の研究
  助教 伊藤 大裕 遺伝資源の永久室温保存技術の実用化に関する研究