受験生の皆さんへ

上村井 一輝

『とことんまで追求』

上村井 一輝さん 私は、微生物研究がしたくて生命工学科に入学しました。高校生の頃の自分は、酒やヨーグルト、醤油などの食品製造や水の浄化、製薬の分野など多岐に渡って人間の生活を支えている微生物の力に魅力を感じていたので、微生物研究を盛んにしている生命工学科はまさに絶好の場所だったのです。

 入学後は3年生までに生命分野の基礎知識や語学などをしっかり学び、4年生の1年間と大学院の2年間では、放線菌という医薬分野などで広く活用されている微生物の研究に没頭しました。その中で新種の放線菌の発見に立ち会うことができ、自分達の発見した菌が将来的に社会で役立つことに想いを馳せながら研究をしていました。未知のものを探したり、新技術を開発していく事は、本当に面白いと感じることができた3年間でした。

 現在私は、ヨーグルトの生産に携わる仕事をしており、将来は乳酸菌の研究や新商品の開発などに関わっていけたらと考えています。自分が興味を持っていることや、やりたいと思っていることを追求してきたからこそ今の職につけたのだと思います。

 山梨大学を志望している皆さん、皆さんも興味があることをやっているからこそ山梨大学を志望していると思います。山梨大学では、それを応援してくれる環境が整っていますので、自分の夢や興味を忘れずに常に挑戦する気持ちで頑張ってくださいね。