資格・進路

小林 弘憲氏

 生命工学科卒業生(平成9年学部卒、平成11年修士課程修了:飯村研究室)でメルシャン株式会社商品開発研究所の小林 弘憲氏の研究が2005年日本ブドウ・ワイン学会(ASEV JAPAN)において『新しいスタイルの甲州ワイン「きいろ香」の開発』で、技術賞を受賞しました。この研究は、わが国固有のブドウ品種である甲州ブドウを用いたワイン「甲州ワイン」の中から3-mercaptohexan -1-ol(3MH)という柑橘系アロマを日本ワインとして初めて発見しました。このアロマを生かすため、収穫時期や醸造工程の改良、最適酵母の選択といった技術を開発し、“グレープフルーツ様”のアロマを特徴とする「シャトー・メルシャン甲州きいろ香」の製造に成功したものです。
このワインはイギリスで出版された世界のワイン辞典Wine Report 2006, 2007のアジアの中で「最もエキサイティングもしくは桁外れの新発見」、「最もお買い得なワイン」として紹介されています。